西郷隆盛に魅せられ刊行された「南洲翁遺訓」時代の変わり目で生きた西郷隆盛の言葉から今必要なことを学ぶ

こんにちは、ふうでごうです。

NHK大河ドラマで「西郷どん」で西郷隆盛の一生を知ってから、

西郷隆盛の人間力に魅せられ

ふうでごうは西郷隆盛という人物にたいへん興味を持ちマリした。

西郷隆盛自陣は本を出していないのですが、
(兄弟、妻にあてた手紙は残っています。)
西郷隆盛の人物に惚れ込んだ庄内藩の人が書いた本

南洲翁遺訓(なんしゅうおういくん)

について書かれた本を読みました。


江戸時代から明治時代の時代の変わり目に
敵味方なく人の心を掴んだ西郷隆盛。

平成時代から令和時代の変わり目にいる私たちに
愛にあふれ、志を持ち生き抜くための
力強い言葉にあふれていました。

南洲翁遺訓(なんしゅうおういくん)とは

西郷隆盛は自分の思想のことをまとめた本を書いていません。

唯一、西郷隆盛という人物を知ることができる本が

戊辰戦争で新政府の敵であった庄内藩の人たちが
西郷隆盛に惚れ込み、西郷隆盛から学ぶため

鹿児島まで庄内藩から人を派遣し、
西郷隆盛の言葉を記録したものです。

41条と追加2条からなります。

江戸城無血開城後の戊辰戦争を終えてからの西郷隆盛の言葉なので

貧しい武士の家に生まれ、日々苦労したこと
島津斉彬との邂逅そして別れ、
2度の島送り、入水自殺未遂
江戸時代を終わらせ、新しい時代へと導いたこと

激動の時代を生き抜いてきた知恵がたくさん詰まっています。

この本は、西郷隆盛が西南戦争で国賊扱いになりましたが、
名誉回復がされた後、
明治23年に刊行されました。

この本の内容から西郷隆盛を感じ、学ぶことができますが、

それ以上に、敵であった幕府側の庄内藩の藩主や藩士が
西郷隆盛の元に行き「南洲翁遺訓」をまとめたということが

西郷隆盛の人間的魅力

を物語っています。

西郷隆盛は1日にしてならず

当然のことですが、
生まれてから、戊辰戦争が終わるまでの間
鹿児島での教育環境、
いろいろ失敗したり、
人と出会ったりして
西郷隆盛が気付き体得してきた中で

もともとあった、実直な性格の上に

敬天愛人

という言葉を残すまでの

器が大きい人物になったのです。

 人間だけを意識してこだわるな。もっと大きな“天”を意識して、
自分の精一杯の心と努力を示せ。
 物事が自分の思いどおりに進まないのなら、他人を責めるよりも、
自分の真心がまだ足りないのだ、と悔い改めよ。

『南洲翁遺訓』に訊く 西郷隆盛のことば より 第25条現代語訳

西郷隆盛の口から出た『天』とは

薩摩の貧乏な家に生まれ、目の前の苦しんでいる人を見つめていた目が

島津斉彬との邂逅により、日本全体、世界を見るようになり

島津斉彬の死後、2度の島流しなど苦難をこえ
「天」= 神様 を意識するようになっていったのでしょう。

見えるものだけではなく、見えない自分の未来
物質に価値を見出すのではなく、
もっと大きな存在を意識する。

そしてそのために心を込めて、
勉学に励み、目の前の仕事に精を出せ。

と言っているのではないのかと思うのです。

そして、その結果として成果を手に入れることができるのですが、
自分の思った結果が得られないのは、

まだまだ、自分のエゴが入った
勉学であり、仕事だからだといっています。

世のため、人のため

 これでいいや、と自分を甘やかすのは最低だ。
 修行がつづかないことも、事業が成功しないことも、
失敗を改めることも、できないことも、過去の功績を誇り、
驕り高ぶる気持ちも、すべては自分を愛する気持ちから
生まれているものだ。だから、決して自分だけを愛するような
生き方をしてはいけない。

『南洲翁遺訓』に訊く 西郷隆盛のことば より 第26条現代語訳より

けっして、自分を愛するなとはいってなくて、

自分の欲求を満たすような生き方ではなく
周りの人の心を満たすような、
天の心を満たすような
生き方をしようと言っています。

例えば、
今、お給料の手取りが10万円だとしましょう。

あと10万増やして、20万円手取りがほしい
と思うことって

誰かと比べていませんか?

その20万円どういった根拠ででてきた額でしょう。

友達がもらっているお給料の手取りに少しだけ上乗せした
額なのでしょうか?

そうだとすれば、基準が人とくらべるところにあるので、

目標の手取り20万円が達成できれば、

次の目標手取り30万円と

今ある手取りに満足できず、より大きな額を目標にしていくでしょう。

そうではなく、自分が「人のため、世のために」天のために
やろうと思うことで、20万円必要だとすれば、
その金額は自分の欲求を満たすものではありません。

そして、やろうと思うことが大きく広がっていけば
必然的に必要な額は大きくなっていきます。

給料のことに限らず、私たちは知らず知らずのうちに、
誰かを基準にして、
何かを手に入れたいと思ったり、
何かをやろうとがんばったりしていることがあります。

それって、基準としたものを超えることで、
自分の欲求が満たされるのですが、
満たされると、基準がどんどん高くなるので、
結果、自分の欲求が満たされることはないのです。

そうではなく、基準を天に預けたとすれば、

欲求を満たそうとすることに振り回されることなく、
自分のやるべきことに意識が向き、己の鍛錬が続き、
失敗も成果となり、やがて成果を手にするだろう
ということを言っています。

自分の欲求を満たすような生き方をするのではなく、
人が喜ぶようなそんな生き方を教えてくれているのだと
思います。

今だからこそ読んで欲しい

歴史は繰り返すといわれますが、

西郷隆盛が生きた時代は
ちょうど、時代と時代の変わり目

今わたしたちが生きているこの時も
同じ時代の変わり目

西郷隆盛が生きていた時代のように
生と死が隣り合わせのような
生きるか死ぬかを瞬間瞬間選ぶような
決死の覚悟で生きる生き方とくらべて

令和の時代の日本で
簡単に死ぬことはないですよね。

しかし、そのくらいの気持ちで生きている人と
日々、流されるように自分の欲求を満たすのみに生きている人とでは、

人への影響力、人を魅了する器の大きさが
かわってくるでしょう。

2020年がどうなるか予測している人が
良くなるVS悪くなる
で2極化しているのと同じように

2020年自分の願いが
叶いやすい人VS叶わない人
の2極化がはっきりとするといわれています。

ぜひ、「南洲翁遺訓」を読んで
人を魅了する人の考え方、行いに触れて
実行してみてください。

今回ふうでごうが読んだ本は

『南洲翁遺訓』に訊く-西郷隆盛のことば  著者 加来耕三

です。全ての条の現代語訳が乗っていないですが、
半分くらいの条項を現代語訳をしていて、
西郷隆盛の生い立ちを紹介しつつ、解説をしています。

ページ数が少ないので読みやすく、どこにでも持っていける
文庫サイズになっています。

現代に生きるわたしたちからみれば
大変な逆境、困難の中、必要とされ、時代を切り開いていった、
最後隆盛の言葉に
必ずや、心熱く生き、人を魅了するヒントがあると思います。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。





     

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