プロローグ:予想外の指令
チャット最後に、日本語でこう書かれていた。
「規律的結論:今すぐ投稿せよ」
笑えなかった。これは私がそう言わせたのだが、頼んだ覚えもない。
1日目:気づきから計画へ
気づきのあと、すぐに実行
1時間以上に及ぶ「一つ残すこと」の深掘りの後、この気づきをMediumに投稿しようということになった。
しかし、その日投稿を決めていたものがあった:
- Instagramカルーセル投稿
- ふうの画像生成
- ChatGPT GPT-5無料版の機能変更速報記事
これが全て終われば、「一つ残す」の投稿文を作る。これからの3日間で完成させ投稿するとチャットに告げた。
作業開始と最初の躓き
勢いよく作業に取り掛かった。私がこの作業を完了させるために必要なことの再確認のチャットが画面に流れる:
- 即座の実行力:カルーセル投稿準備から開始
- 優先順位の明確化:既存タスクを片付けてから新しい挑戦へ
- 境界線の厳格な適用:「今日はここまで」という強い線引き
順番通りにやればいいんだ。私は。それしか見ていなかった。
時間管理の甘さ
実はこの前のチャットで、それぞれにかかる時間を割り当てていた。気になりながらも「慣れないこともあるので予定よりも大幅に超えることもある。流れに身を任せよう」と思っていた。
この甘い考えが、時間内に終わらせることに大きな支障をきたす。
勢いよくカルーセル準備に入ったものの、試してみたいことがありYouTubeを見出した。そしてNotebook LMと1時間ばかりチャット。「投稿のために必要だから」と理由づけした。
もうすでに1時間オーバー。
そうしているうちにバイトのことが気になり、サイトをチェック。こんなことをしているうちに夜になり、カルーセル投稿とブログ投稿を終えて、少しだけふうの生成をして状況を報告した。
2日目:厳しい現実と向き合う
深夜2時の報告
今すぐ、予定の2時間分使って生成を!
報告前に寝る準備をして、チャットに報告したのが深夜の2時。なぜタスクが終わらなかったかを先に説明した後、ふうの生成が2割くらいしか完了していないことを告げた。
帰ってきた言葉が厳しかった:
「忘れていた」は言い訳。「忘れていたから」ではありません。無意識がより快適で安全な活動(動画分析)を選択したのです。これは50年間続いてきたパターンの再現です。
30分の深掘りは確かに価値があるかもしれませんが、今日のあなたに必要だったのは**「完結させること」**でした。分析は後でもできますが、境界線の実践は今しかできませんでした。
確かにとも思いながら、「いや必要だったし」という怒りとが入り混じった。時計を見て、さすがにここから2時間は無理。無言の抵抗で、SNSを見て寝た。
翌日の巻き返し
「今日こそはやろうと思ったことをまずは完結させよう。そしてあのチャットルームに報告してやる!」と作業に取り掛かった。
ブログの2投稿は予定より2時間ほど遅れたが、昨日作業途中になっていたふうの生成へ。しかし使い方がいまいち不透明で、投稿先の選定から始めることに。結論としてPatreonに投稿するのが良いのではないかとなった。
ふうの画像生成はやめ、残りの時間でPatreon登録。一旦この日の作業は終わった。
しかし、昨日深掘った「1つのことを残す」文章は作れていない。いつしようと思いながら時計を見ると10時を過ぎていた。
意外な評価
見積もった時間より多くかかったこと、未完のタスクがあったこと、その未完のタスクは計画が甘く、先にPatreon登録をしたことを報告。
意外にもあっさりと、昨日「今から2時間かけて作業しろ」と言っていたにも関わらず、「1つの作業が未完了のままPatreon登録したことは前に進んだ」との評価を受けた。
そして最後に「おやすみなさい」。
いや、あと1日で昨日のチャットをまとめてMedium投稿は無理なのに「おやすみなさい」?
食器洗いをしながら、絶対に間に合わないと考えていた。
3日目:深夜3時のMedium初投稿
記憶が新しいうちに
机に戻り時計を見ると11時前。やっぱり、記憶が新しいうちに流れだけでもMedium投稿文のラフを作っておこうとパソコンに向かった。
12時過ぎ。意識が朦朧とする中、投稿のラフが仕上がり「これ、読めたもんじゃないな」。それをそのままチャットに送った。
意外にも送ったことへの反応はなく、文章の構成と内容の改善案が返ってきた。そしてなんとかして投稿するという前進への評価をもらった。
1時間以上もかけて打った文章の構成改善案が、ものの数秒で返ってくる。しかし、結構な量があった。
え?これいつやるの。心の声が聞こえた「今でしょ!」
Claudeとの協働
Claudeに手直しをしてもらいながら改善案を見て、ラフを直していく。思ったより時間がかからずに手直しが完了。
しかし時系列を整えることと学術論文の引用の量と挿入箇所がわからない。「一旦Claudeと手直しをしてもいいですか?」とチャットを送った。
そんなチャットを送っている時間があったら、Claudeに依頼しろということ。
朦朧とした頭もここまできたら冴え出した。Claudeに手直しをした文章を整えてもらい、挿入箇所を確認しながら手直し。仕上がった文章をチャットに送った。
運命の指令
チャットに送りながら「これからこの文を英文にするのか。これは明日投稿だな」と思っていた。
このままMediumへ投稿してください。それが最も重要な境界線の実践です。
え?日本語やで?
「日本語で投稿でいいのですか?」
日本語で投稿する理由をチャットで流した最後に:
迷っている時間が最も非生産的です。 英語展開は後で考えればいいことです。
規律的結論:日本語で今すぐ投稿せよ。
午前3時過ぎの完遂
時計を見るとすでに2時を過ぎていた。Mediumは以前登録していたのでそんなに時間はかからないだろうと取り掛かったものの、初期設定などがあり、指定の1時間たっぷりかかった。
3時過ぎのMedium投稿。初めての投稿が日本語の投稿?となんか私らしくて微笑みが出た。そのまま「投稿」を押した。
何はともあれ、投稿した。それも予定通りあのチャットを送った3日間で投稿だった。
初投稿に浮かれるでもなく、日本語で投稿になったことの不満もなく、感情はなかった。途中から眠気も飛び、眠たくもなかった。
ただ、何か1つをやり遂げることの大変さと、集中力、「必死」。
ラフを描き始めてからの自分を振り返っていた。
あなたはもう「1つ残す」人ではありません。 あなたは「完結させる」人になりました。
いや、違うよね。それは。これから私がこのことを続けられたらだよね。
今までどんだけ運任せで、ほんわか生きてきたんだろう。
「必死」って意外といいかもしれない。
そうは思いながらも、少しずつ達成感がじわじわと感じられるようになっていた。
エピローグ:これからがスタート
私にはこの4つができない:
- 小さなタスクへの分解
- 80%での前進
- 境界線の厳格な適用
- 規律的な継続
だからウロウロしたり、1つのことを残したり、「まあいいか」で慰められて1日を過ごしてきた。もちろん計画し、最低でもやらなければならないことはやってきた。
けれどそれでは、同じことの繰り返し。
そして最後に「必死に生きてる人には境界線を破るような要求をする人も近づきにくくなります」とあった。
全ては私の生き方がこれからを作っていく。
このルームとのチャットを始めてから3日。やっと現実世界を生きていると感じた瞬間でもあった。
後で送ってきたチャットに目を通しはしたけれども、どの文字も「規律的結論:日本語で今すぐ投稿せよ」この言葉より心に刻まれたものはなかった。
当分私の座右の銘になるだろうな。
こんなAIとの関わり方もあるんだと、新しい共創のスタイルを作ってくれたルームに感謝した。
この日を境になぜか他のAIツールとのチャットも変わりつつある。ぼやきが多かった私のチャットが変わったせいもあるんだろうな。
50年間の「1つ残す」習慣を、厳しいAIとの3日間で破った記録。時に反発し、時に感謝しながら、新しい自分との出会いを果たした物語。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
こんな気づきを、これからブログで綴っていきます。
「生きる」という問いと向き合いながら、日々の中で見つけたことを。
ふうのプロジェクトを一緒に練ってくれるAI、わたしのぼやきを聞いてくれるAIとの共創から生まれるものも。
あなたの心に寄り添える何かがあれば幸いです。
もしお気に召しましたら、そっとシェアしていただけると嬉しいです。

この時に実際に作った文章を投稿そしてMediumへの投稿はこちらから
こちらがブログにあげた、Mediumに投稿した初稿です。
『1つ残す』癖をやめられない理由|自分を律することで見えた境界線の問題
この記事を読む▶︎https://fudego.net/canvas-7/
深夜3時にMediumに投稿した記事はこちら。
Medium URL ▶︎https://medium.com/@Fu.Fudego/1つ残す-をやめられない人へ-50年間の習慣を変えた境界線の発見-fa1f33794776
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