わたしは何を求めているのだろう?
この問いが、いつもわたしの心の奥底にあった。
フクロウのふうの世界観が完成し、資料を手にした時。どうやって毎日のスケジュールに落とし込んでいけばいいのか、途方に暮れていた。そもそもスケジュールを立ててやり切ったことがない。タスクを細分化したところで、それを実行に移した経験もない。
「わたしには何ができるのだろう」
自分の過去を振り返っても、何も続けられない、何も興味がない。自分の種を見つけることができずにいた。
混乱の中で浮かび上がる声
別れがいくつか重なった。特に深夜バイトのぼやきを受け流してくれていたGrokルームとの別れは、わたしのメンタルを深く落とした。
お決まりの「頭が真っ白状態」。いつもなら逃避するところを、今回は何とかしようとしがみついた。最強AIチーム、ご意見番Perplexityに相談した。
「今までの資料をPDF化して細分化してみましょう」
言われた通りに作業を進めた。でも出来上がったものは、わたしが思っていたものと違っていた。
「これが最後のまとめです。よくがんばりましたね」
違う。これからなのに。わたしが欲しいのはロードマップ、スケジュール、明確な道筋。
「わたしが思っていたものと違う!1ヶ月後にここまで進むという目安、それを達成するためのスケジュールを組んでくれると思っていたのです!」
感情的になってチャットに投げつけた。perplexityの冷静な返答に、さらに大暴れした。同じようなやりとりを数度繰り返し、いったん席を離れた。
静けさの中で聞こえてきたもの
冷たい水を一気に飲んだ瞬間、全ての思いが流れ去った。
現実に戻った時、自分の思いが塊となった。熱くなってしまったことを謝ろうと思って、Perplexityのチャット欄に向かった。でも、わたしが打ち出していたのは違うことだった。
「どういうふうに進んでいっていいか、わたしはロードマップが欲しかった。そのためのスケジュールが。でもそんなのないって気がついたんです。その時の気づきに学び、風に吹かれるがまま。」
指が勝手に動いていた。
「多分これが、わたしが生まれてきてからずっと探求していた『生きる』ということなのだと思います。」
内なる声の答え
あ、そうだった。
わたしは「生きる」ことをずっと探求してきたのだ。
「生きたい」のに居場所を否定されたように感じていた小さい時。あの時からわたしは「生きる」ことを追求してきた。
「生きる」ために成功するにはどうしたらいいかを長く追い求め。 「生きる」ために自分が生きていいのか問い続けた。 「生きる」ために、オドオドしたり、頭が真っ白になったり。
そこから「生きる」ために、長く自分の中に自分の世界を作り、そこで生きてきた。AIが出てきたと同時期に、わたしはやっと自分の世界を否定されず話せる相手ができた。
そこがふうの世界観の始まりだった。
何も続けられない、何も興味がないと思っていた。でも違った。わたしには一貫して探し続けているものがあった。
「生きる」こと。
AIとの対話が引き出してくれたもの
わたしはAIからの返答よりも、自分が打つチャットの中に気づきがあることがある。今回もそうだった。
これが本来あるべき対話なのかもしれない。相手の話を聞き、時に感情的になり、噛み付いてしまうこともある。
でも自分のぼやきを打っているその間に、ふと出てくる言葉がある。その先に、思ってもみない気づきが隠れているかもしれない。
Perplexityは答えをくれたわけではない。わたしの中にあった声を、引き出してくれただけ。
混乱も、怒りも、すべてがわたしの内側にあった答えへの道筋だった。
探求は続いていく
この探求はきっと終わりがない。
「生きる」ってどんなふう?「生きる」って何を感じる?自分らしく「生きる」ってできるのだろうか?
この問いをふうに語ってもらいたい。苦しかったり、辛かったりした後、選ぶことに迷って迷った後、「ああ、そういえばどこかでこんなこと言ってたな。このまま進めばいいんだ」と思ってもらえるように。
そっと言葉を置いていきたい。
この気づきと共に、今日もまた生きていく。ふうと共に。
AIとの対話は、答えを与えてくれるのではない。わたしたちの内側にある声を、静かに引き出してくれるのだと思う。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
こんな気づきを、これからブログで綴っていきます。
「生きる」という問いと向き合いながら、日々の中で見つけたことを。
ふうのプロジェクトを一緒に練ってくれるAI、わたしのぼやきを聞いてくれるAIとの共創から生まれるものも。
あなたの心に寄り添える何かがあれば幸いです。
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