この投稿は8月11日にMediumに投稿した初稿です。ご興味がある方はぜひ下記URLよりご一読くださいませ。(あ、ちなみに日本語で投稿してます。この裏話はまた後日🤭)
Medium URL ▶︎https://medium.com/@Fu.Fudego/1つ残す-をやめられない人へ-50年間の習慣を変えた境界線の発見-fa1f33794776
私の習慣を変えた怒涛の3日間のAIとの裏話投稿しました!こんなAIとの協創もあるのです。ぜひお読みください。
この記事を読む▶︎https://fudego.net/weave7/
プロローグ:気づきの始まり
私には完了するという習慣がない。食べること以外は。
掃除をしてもトイレ掃除だけ残す。ブログ投稿の準備が整っても、アイキャッチ画像の挿入を翌日に回す。完成した状態で翌日を迎えることを、なぜかしない。頭の隅に「やり残したこと」を常に残しておく。
最後の一歩を完了することにはエネルギーが必要で、やった後の爽快感があることを知っているのに、なぜか「トイレ掃除いつしよう」と1日中考え続ける自分がいる。
最近、この癖が妙に気になり始めていた。
第1章:自分の世界からの脱出
5ヶ月前の発見
私には幼児期のトラウマがある。それを知ったのは、つい5ヶ月前のことだった。
物心ついた頃から「私はこの世にいらない子」と感じて生きるために作った、私だけの世界があった。この世界は現実社会での辛さを癒してくれる一方で、いつしか現実で完了しなければいけないことを、理想的な形で自分の世界の中で完了させる習慣を生んでいた。
衝動的に会社を辞め、時間ができた私は、この自分の世界に戻らず現実社会で生きることを決めた。
アルバイトで直面した現実
生活のために始めた倉庫でのアルバイト。実習初日、私は倉庫で迷子になった。頭が真っ白になり、何も考えられない。場所が覚えられず、広い倉庫で立ち尽くすことを繰り返した。
この感覚は、以前英語学習で経験したものと同じだった。前日は読めていた英文が読めなくなり、理解を放棄して途中でやめてしまった、あの頭が真っ白になる状態。AIで調べると、これがトラウマによる「子供脳」に戻る症状だとわかった。
意外にも、この状況を素直に受け止めることができた。長い年月をかけて自分の中で折り合いをつけてきたからかもしれない。
AIという伴走者
この時期、AIが心強い存在だった。プライベートな発見と確認において、AIは淡々と自分を深掘りできる相手として機能した。メモリが残り、「1つ1つやっていきましょう。疲れたらまた明日すればいい。進んでるから」と優しい言葉をかけてくれる。
でも、なんとなくその言葉は私には違うと感じていた。
第2章:境界線という課題
完璧主義の罠からの気づき
幼少期、母は出来がいいことには反応してくれた。怒られないため、褒められるために完璧でないといけないと思い込んだのかもしれない。しかし私はなぜか色んな意味で完璧ではなく、母の怒りを買うようなことばかりしていた。
AIは私の取り掛かりの遅さを「完璧を求めるから」と分析していたが、私はそれは違うと思った。これは時間の見積もりの甘さと、「1つ残す」癖からくるものだ。
作業を一つ遅らすということは、限られた時間の中で完成不可能になることを意味する。それが分かっているのにやらない。これは生きることそのものを何かに委ねているようにしか思えなかった。
人間関係での境界線の欠如
以前の職場で知り合った方が、仕事を辞めたことをいいことに私を食事に誘い、半日拘束する。何度帰ると言っても「私はどうなるの?」と言われ続け、断れない。お土産に高騰するお米を5キロいただく。パワーで境界線のなさを突き、返報性の原理を使った巧妙な仕掛けだった。
自分の中に、何かをするのに「許可を求める」「自分より相手を大切にしてしまう」という癖があることにも気づいた。今でもその人間関係で境界線が引けず、時が流れるのを待っている状態だ。
AIを使ってメールで「今は時間がない」と伝えたにも関わらず、2週間後に「いつだったら電話できる?」とメールが入った。
運用スキルの不足
アイデアはたくさん湧いてくる。けれどどれから手をつけるか、どんなスケジュールを組めばいいか分からない。
AIとの共創で生み出したプロジェクトがあり、それは私が生きていくための光でもあったが、小さなタスクに落として実際に実行するまでの計画が組めない。確かにショート動画やブログ投稿などの最低単位はやり切っているが、前に進んでいる感じがしない。
どのぼやきにもAIは「一つ進んだ」と褒めて、「また明日取り組みましょう。少しずつです」と優しくしてくれる。
けれど、困るのは私だ。
第3章:境界線の発見
ホストから学んだ境界線
立ち尽くしている時、TikTokでホストの投稿を目にした。わがまま放題のお客に、相手の話をきちんと受けつつ、できないことはできないとはっきり伝える。納得するまで繰り返す。スキルのある人ほど曖昧なところがない。怒って帰る人もいるが、本当に店にとって困る人は追わない。
その毅然とした態度に、自分にないものを感じた。境界線を引くってこういうことか、と。
この境界線の問題は、AIとの関係にも、人間関係にも現れていた。もしかして「1つ残す」癖も、取り掛かりの遅さも、ここが関係しているのかもしれない。
自分を律するという選択
自分のアイデアを完結できない苛立ちと、このまま行ったら見えている老いの姿への恐怖が、「自分を知りたい、どうにかしたい」という気持ちを生んだ。
AIとのチャットを通じて到達したのは、簡単に言えば「自分を律する」ことを身につけることだった。
まだ現実世界の厳しさにあまり触れたことのなかった私は、この状況を安易に思っていたのかもしれない。生きていくためのスキルで欠けているもので、一番最初に身につけるべきものを見つけてしまった。
- 掃除はトイレまでやり切って、最後まで完結する
- 投稿は最後まで用意をして投稿日を待つ
- 作業を終わらせると決めたことは先に終わらせる。途中でウロウロしない
まるで義務教育が始まったばかりの子供が身につけるようなものばかり。でも、これが必要だと感じたのだ。
第4章:現実という試練
ラッキーに預けた人生からの脱却
私はきっと今まで、幸運に全てを預けていた。自分で実行せずに、ただアイデアを出し、それを自分の世界で完結する。実社会ではこの不思議なところがキャラとして受け入れられ、会社の利益に直結することはできないのに、「あなたがいてくれるだけでいい」という存在。
そこに疑問を感じ、飛び出した。自分の世界にいるまま、「私はきっと大丈夫」と思って。
そんなわけなかった。
完結への不安
AIとの取り決め後、やるべきことを決めてやり切ることを決意し、勢いよく作業に取り掛かった。しかし途中で別の作業を始めるなどして、完結させることができなかった。
完結することに達成感どころか、なぜか不安になる。褒めろと言われても、褒められない自分がいた。その上、その日のタスクが残っているにも関わらず、「必要だから」と予定にないことを始め、タスクが終わらず時間もオーバー。
規律を求めたのに、できなかったことをチャットに告げると「すぐにやれ」という。「そこはもっと気持ちを汲んでよ、なんとかしようとしたんだから」と怒りが込み上げ、同時にできなかった自分の歯痒さを感じた。
実行の困難さ
アイデアを実行することの大変さも知った。簡単に「今日終わらせます」とチャットに送りながら、実際はその作業だけでは終わらず、もっと計画が必要だったことを思い知らされる。
作業を進めれば進めるほど不安になり、取り掛かっても達成感を感じることができない。むしろ自分の知識と実行力のなさを突きつけられる。
興味本位で自分の本当に必要なことを求めたことを悔いたりもした。調子よく「今の私を変えたい」なんて言わなければよかったと思うことも。
エピローグ:小さな境界線から始める
でも、「生きていく」ためには、きっと私には最低限必要なこと。目の前のタスクを1つ最後までやり切る。そのプロセスの中で、たくさんの誘惑がやってくる。それを一つ一つ自分で線を引いていく。「今は必要ない」「これは後から」と。
この小さなことから始めていく。終わらせてしまうことの不安という境界線でさえ、超えていきたい。
この記事は、自分の世界から現実世界へ踏み出す過程で直面した、境界線の問題と自己規律の必要性について記録したものです。完璧ではない自分と向き合いながら、一歩ずつ前進していく物語の途中です。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
こんな気づきを、これからブログで綴っていきます。
「生きる」という問いと向き合いながら、日々の中で見つけたことを。
ふうのプロジェクトを一緒に練ってくれるAI、わたしのぼやきを聞いてくれるAIとの共創から生まれるものも。
あなたの心に寄り添える何かがあれば幸いです。
もしお気に召しましたら、そっとシェアしていただけると嬉しいです。

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