このシリーズでは、AIとの対話を通じて、自分の知りたいことを少しずつ深めていく「探究型」のプロンプトに焦点を当てて、全3回に分けてご紹介していきます。
今回はその第1回・基礎編として、「そもそもプロンプトって何?」という基本から、初心者の方にもわかりやすくお伝えします。(2025年4月15日の情報を基にしています)
プロンプトって何?
プロンプトとは、AIツールに対して「こういう情報を教えてほしい」「こういう結果を出してほしい」という指示のことを指します。簡単に言うと、AIに質問やお願いをするための「きっかけ」や「ヒント」のことです。
例えば、あなたがChatGPTに「マーケティングの基本について教えてください」と頼む時、その「マーケティングの基本について教えてください」という言葉がプロンプトです。AIツールに対してどんな情報が欲しいか、どう答えてほしいかを明確に伝えるための指示の言葉です。
プロンプトをうまく使うことで、AIツールからより具体的で有用な答えを引き出すことができます。
🧠 ⒈ 聞きたいこと、知りたいことがある。
⬇️
💬⒉ 質問を文章にする(=プロンプト)
⬇️
🤖 ⒊ AIツールにプロンプトを入力する(ChatGPTなど)
⬇️
📩 ⒋ 答えが返ってくる
ChatGPTのような自然言語処理に優れたAIは、普段の会話のように質問しても、文脈からしっかり意味を理解してくれます。
無理に「正しいプロンプト」を意識しなくても、最初は人と話すように使い始めて大丈夫です。
ChatGPTと始める「探究型」プロンプト:大きなテーマから始める
ChatGPTを使うとき、私たちはつい「早く答えが欲しい」と思ってしまいがちです。ですが、ChatGPTと一緒に「深く考える・探していく」という使い方があります。これが 「探究型プロンプト」 です。
探究型は、はじめに大まかな質問を投げかけてみて、そこから少しずつ問いを深めたり、視点を変えたりしながら、自分なりの答えを見つけていきます。
ChatGPTは、こうした探究のパートナーとして、とても頼りになります。
あまり知らない世界や、業界について知りたいときは、そのまままずは聞いてみましょう。
今回は「マーケティングについて教えてくれますか?」とChatGPTに聞きます。
マーケティングについて教えてもらえますか?

ChatGPTと始める「探究型」プロンプト:少しずつ、質問を整えていく
ChatGPTを安全にMillen VPN!MillenVPN
ChatGPTからの返答を読んで「ここが知りたい」「もっとわかりやすく」と感じたら、それを素直に伝えてみましょう。ChatGPTとの対話は、一度で終わりではなく、何度もやり取りしながら自分の知りたい情報に近づいていけるのが大きな魅力です。
この方法はどのAIツールを使うときも同じように使えます。
AIツールの回答から気になることを聞く、分からない言葉について聞いて、どんどん深ぼることで、
あなたの知りたかったことに辿り着きます。
価格設定について詳しく教えてください。

返ってきたChatGPTからの答えから、気になる言葉、探究したい言葉を選びチャットを送ります。
「じゃあ、価格設定はどう考えるのがいいの?」
「中小企業と大企業ではどう違うの?」
など、どんどん質問を重ねることで、視野が広がり、深まっていくのが「探究型」です。

ChatGPTは、チャット回数が決まってないから、どんどん深ぼれるよ。
チャットは保存されるから、同じチャットルームを使うと、
「マーケティング」の学びノートが作れる。
さらにそこから、
「じゃあ、価格設定はどう考えるのがいいの?」
「中小企業と大企業ではどう違うの?」
など、どんどん質問を重ねることで、視野が広がり、深まっていくのが探究型です。
最後に:なんでも知りたかった頃を思い出して
探究型は、「なんでも知りたかった頃」の気持ちを思い出させてくれます。
ただ素直に、自分の知らないことを求めていく。
私たちは日常の中で、どうしても受動的な考えや行動が多くなりがちですが、ChatGPTのようなAIツールを使うには、自分から問いかけるという“能動的な行動”が必要になります。
一つの会話から、どんどん深掘りしていくことで、知らないことを自分の手で知っていく――そんな楽しさを、ぜひ体験してみてください。
さて、次回は「探究型」の応用編。
探究型に少し慣れてきたら、プロンプトにちょっとした工夫を加えることで、より深い対話ができるようになります。その方法をご紹介します。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
コメント