ChatGPTで画像を作るとき、「思った通りにならない」「なんだか違う」という経験はありませんか?
この記事では、私がこれまでたくさんの画像を作ってきた中で
「これは伝えた方がいい!」と実感した5つのポイントを紹介します。
そして後半では、人物のポーズや表情など「再現が難しい部分」をどう伝えるか、
実際に私が使っている依頼フレーズとあわせて紹介します。
(2025年6月30日の情報をもとに作成しています。)

この5つを伝えるだけで、画像の完成度がグッと上がる!
ChatGPTで理想の画像を作るために、私が実践してきた5つの工夫があります。
- ① 画像の大きさを指定する
- ② 画像の画風を指定する
- ③ 明るさやニュアンスを伝える
- ④ シーンを具体的に伝える
- ⑤ 細かく伝える(ポーズ・表情・位置関係)
今回の記事では、**この中でも特に再現が難しい「⑤」**について詳しくお伝えします。
🔗「①〜④までの具体例やプロンプトはこちらの記事にまとめています」
👉 ChatGPTで理想の画像をつくるために必要だった5つのこと【人物編】
① 画像の大きさを指定する
ChatGPT無料版では画像サイズは正方形(1:1)になりますが、
横長のアイキャッチ画像やSNS用のサイズを意識して伝えることで、構図の工夫がされやすくなります。
例:
- 「横長で作ってください」
- 「アイキャッチ画像用の構図で」
② 画像の画風を指定する
イラスト、アニメ風、水彩画、リアル、フラットイラスト、ポップイラスト、油絵風など…
画風を指定すると、雰囲気が大きく変わります。
例:
- 「パステル調のフラットイラストで」
- 「デジタルアートのアニメ風で」
- 「油絵風で幻想的に」
③ 明るさやニュアンスを伝える
「明るく、優しい雰囲気に」「夏らしく、爽やかに」など、
全体のトーンや雰囲気を一言入れるだけで、仕上がりが大きく変わります。
例:
- 「パステルカラーでやわらかい雰囲気に」
- 「明るい日差しが入る感じで」
④ シーンを具体的に伝える
「女性が芝生の上に座っている」「男性がPCに向かって悩んでいる」など、
“どこで、誰が、何をしているか”をしっかり伝えるのがポイント。
曖昧な指示より、できるだけ具体的に伝えるようにしましょう。
⑤ 細かく伝える(ポーズ・表情・位置関係)
特に人物の画像では、「右手で〇〇を持っている」「体育座りをしている」などの
ポーズや表情の再現が一番むずかしいところ。
そのために、次のセクションで伝え方のコツと依頼フレーズ集をご紹介します。

✅ 再現度を上げる依頼フレーズ集
私が試行錯誤してたどり着いた、“伝わりやすくなるコツ”です。
🔹 構図・視点を伝えるとき
- 「女性を中央に、画面に対してやや大きめに描いて」
- 「右斜め前から見た構図で」
- 「後ろからの視点で」
「右斜め上から見た角度で人物の右側を描く」
🔹 ポーズを細かく伝えるとき
- 「地面に座って、両ひざを胸に抱えている」
- 「浅く腰掛けて、前かがみになって手を膝に置いている」
- 「床に体育座りをしている」
体育座りがなかなか難しく、「膝を立てて座り、両手ては膝をかかえている。」
この言葉でできる時とできない時がありました。
📝 ※人のポーズは『右手は…』『左足は…』など、細かく伝えるほど精度が上がります。
🔹 表情・雰囲気を伝えるとき
- 「自然な笑顔でリラックスした表情」
- 「少し悩んでいるような顔」
- 「目を閉じて、感動しているような表情」
🔹 方向(右・左)の伝え方に迷ったら…
画像を作るとき、「右手に〇〇」「左側に観葉植物」などの位置指定が難しいと感じたことはありませんか?
これは、AIが描く側の視点で左右を判断することがあるため、
“見る人から見て”なのか、“描く人から見て”なのかを明記するのがコツです。
見る人から見て右か左を表現したい場合は、
観賞者、画像を見る人、などを使うといいです。
画像の中の人物を中心に場所の指定をする場合は、
🔸 例:
- 「画面の右側に観葉植物を置いて」
- 「女性の左手にカップを持たせて」
- 「左奥に本棚があるように」
指定がある場合はこのように小物などの位置を指定します。
場所の指定がない場合は
「画像生成をする際にバランスよく配置してください。」も上手くできました。
🔸 私が実践している工夫も紹介
特にポーズの指定が難しいとき、私は Pinterestや通販サイトのモデル写真などから
自分が表現したい仕草を探し、その動きを言葉にして伝えるようにしています。
たとえば:
- 「膝を抱えて座っている姿」
- 「椅子に浅く腰掛け、前かがみになって手を膝に置く」
- 「帽子を浅く被り、下を見ている」
- 「壁に背を向けて、壁に背中をつけて立っている。両手はズボンのポケットに入れている」
など、見たままを言語化するのがおすすめです。
🔹 うまく再現できないときは…
画像生成で思った通りの結果が出ないときもあります。そんなときは、ChatGPTならではの言葉の工夫が活きてきます。
たとえば、以下のような“ニュアンスを伝える”フレーズを使ってみるのがおすすめです:
- 「自然に見えるようにしてください」
- 「不自然にならないように調整してください」
- 「できる範囲で再現してください」
このようにAIに“おまかせ”するスタンスで伝えると、無理なく画像が仕上がることがあります。
🔸 どうしても上手くいかない時、試してみたいテクニック
- 手直ししたい部分を“あえて外す”
どうしてもうまく表現されないときは、まずその要素を削って生成してみて、あとから追加・修正する方法も◎。 - 否定の言葉を加えてみる
例:「上を向いていない」「手が人間っぽくならないように」など。
→ “しない”を指定することで、誤認識を防げることがあります。 - ルームを変えてみる(チャットを新しくする)
同じチャットルームで繰り返し生成すると、以前の出力の影響が残ることがあります。
新しいルームでリセットするだけで、ガラッと変わることも!
おわりに
ChatGPTで理想の画像を作るには、ちょっとした“伝え方の工夫”がカギになります。
難しいポーズや表情も、今回ご紹介したような言い回しを使えば、
かなり希望に近い画像を作ることができました。
ChatGPTの画像生成は、他の画像生成ツールに比べて、かっちりとプロンプト書くことなく生成できます。1枚生成したあと、同じチャットルームで相談ができ、細かい修正もチャットの中で修正箇所のプロンプトを仕上げることができます。
まずは、どんな画像を作りたいかを決めて、「画像生成してください」とChatGPTにチャットを送ってみてください。この記事がChatGPT画像生成のお悩み解決になれば幸いです。
他にも無料版ChatGPTについての記事を多数書いていますので、ご興味のあるところからぜひご覧ください。当ブログの内容がお気に召しましたら、SNSでのシェア、お知り合いへの共有をよろしくお願いいたします。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
次回は、画像生成「動物編」をお届けします!お楽しみに!

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